3asy to man!plate

もの書きの練習帳

私は、何も考えていない。 向こう側が透き通って見えるくらい、自分自身の色も形も、何もない。 この身に起こる、たいていのことは想像の範囲内だし、 何かに心動かされている瞬間ですら、全て過去に見てきたことの真似事のようである。 それでも、一日を終えて眠りにつこうとするとき、瞼の裏側で ひっそりと出来事が押し寄せてくる瞬間がある。 全てのものが、自分を通り越して行ってしまう、と思っていたのに、 どうやら自分にも引っかかる何かがあるようである。 わからないけれど、わからないから、ひとまず言葉にしてみます。
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