3asy to man!plate

もの書きの練習帳

広阪にて

なんとなく、少し歩きたい気分だったから、商店街を抜けて、路地を曲がって、

お堀を通って、広場まででてきた。空が広い。初夏の夕暮れ。斑模様の空。夕日。オレンジと紫。

あまりにもきれいで、きれいすぎて、なんだか泣けてきた。

理由はわからないけれど、涙がでてきた。

最近は目に見えない、いろんなものに押しつぶされそうになって、窮屈に感じていた。

何を気にして、何を避けて過ごしてきたんだろう。わからない。わからないけど、

こんなにもきれいな世界を目の前にして私たちはなんて愚かな、残酷なことを平気で行ってしまっているんだろうと。