呼ぶ声がして 振り返ったら バーカって戻ってきた もともと 何に対しての 怒りなのか 知らないうちに溜め込んで そこで一気に爆発したような 気がする 悪いのは わたしじゃない そうであってほしい みんなあいつにふりかかればいいって どこか思っていて 馬…

大切な人は誰だろうと思ったのは昨日の夜だけではない。 もっと考えなくてはいけないことをたくさん背負っているくせにいつも言い訳がましく逃れてきた。 些細な言いがかりはとても見えない小さな所から生まれていく。 お互いもっと傷付きあってボロボロにな…

腕が、手が、指先までもが、震えているのは何故だろう。 数分前の言いようもない優しさに包まれたような錯覚と、その後に脳裏に鳴り響くキーンという乾いた音。 全てがどす黒い大きな穴に吸い込まれていくような気がする。 本当は、「みんな嘘だ」と言って、…